薄れ行く記憶 ~ 連合赤軍事件 ~

 1972年2月19日から28日まで、連合赤軍の坂口弘以下5名が長野県のあさま山荘に立て篭もり、警察側(1000人以上)と銃撃戦を繰り広げた。しかしそれは決して計画的なものではなく、山狩りに追い詰められた末に逃げ込んだだけだった。


                     その後の捜査で、「共産主義化の獲得」の名のもとに
                    同志14名に対する内部リンチ殺人が明らかなった・・・
                     多くの運動家にとって、運動の終わりを予感させた
                    出来事だった(らしい)。

                     最高指導者だった森恒夫は取調べ中に自死。
                     永田洋子は獄死(病死)、坂口弘らは今も獄中だ。


                     当時の彼らが(そして「運動」に関わった多くの人た
                    ちが)文字通り命をかけて生きていた、という事実の前
                    にただ愕然とせざるを得ない。

                     今ノ私達ハドウ生キテイルノダロウ・・
                      何ガアッタノカ知リタイ












   赤軍派元議長・故塩見孝也氏とPANTA
   (新宿LOFT PLUS ONEにて)
   塩見氏曰く、「(連合赤軍は)野合だった」


参考文献(クリックで購入ページへリンクします)

シリーズ・連合赤軍当事者の証言(何れも彩流社刊)
 十六の墓標(上・下・続)/永田洋子著 (瀬戸内晴美序)
 私 生きてます/永田洋子著
 獄中からの手紙/永田洋子著
 あさま山荘1972(上・下・続)/坂口弘著
 兵士たちの連合赤軍/植垣康博著
 永田洋子さんへの手紙/坂東国男著
 優しさをください/大槻節子著

愛と命の淵に―瀬戸内寂聴・永田洋子往復書簡/瀬戸内寂聴・永田洋子

漂流記1972/三田誠広著(河出書房刊)
河馬に噛まれる/大江健三郎(文藝春秋)
光の雨/立松和平著(新潮社)
夜の谷を行く/桐野夏生(文藝春秋)

浅間山荘事件の真実/久能靖(河出書房新社)
赤い雪―総括・連合赤軍事件/角間隆(新風舎)
氷の城 連合赤軍事件・吉野雅邦ノート/大泉康雄著(新潮社)
あさま山荘銃撃戦の深層/大泉康雄著(小学館)
あさま山荘籠城「無期懲役囚・吉野雅邦ノート」/大泉康雄著(祥伝社)
連合赤軍・"狼"たちの時代―1969-1975(毎日新聞社)

語られざる連合赤軍―浅間山荘から30年/高橋檀(彩流社)
連合赤軍27年目の証言/植垣康博(彩流社)
連合赤軍事件を読む年表/椎野礼仁(彩流社)

若松孝二 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程/(朝日新聞社)
BD・DVD[実録・連合赤軍 あさま山荘への道程]/(アミューズソフトエンタテインメント)

アフター・ザ・レッド 連合赤軍 兵士たちの40年/朝山実(角川書店)
レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ/山本直樹(講談社)
連合赤軍物語 紅炎 (プロミネンス)/山平重樹(徳間書店)


重信房子・メイとPANTAの共作CD「オリーブの樹の下で」が出ています。
~ これは「わたし」の物語、だけどそれは「みんな」の物語!
  Freedom fighters continue fighting!!

1.来歴/作詞:重信房子 補作詞:PANTA 作曲PANTA
2.独りぼっちの子守歌/作詞:重信房子 補作詞:PANTA 作曲PANTA
3.手紙/作詞:重信房子 補作詞:PANTA 作曲PANTA
4.母への花束/作詞:重信メイ 補作詞:PANTA 作曲PANTA
5.Leila’s Ballade/作詞:重信房子 訳詞:重信メイ 作曲PANTA
6.心の砦/作詞:重信房子 補作詞:PANTA 作曲PANTA
7.七月のムスターファ/作詞、作曲:PANTA
8.ライラのバラード/作詞:重信房子 補作詞:PANTA 作曲PANTA
      全8曲 51分21秒